雪彦山



山行報告  
報告者  上角弘務 
山行日 平成22年12月8日  天候 晴れ時々曇り
ルート  京田辺→八幡東IC(第二京阪⇒名神⇒中国道)福崎IC→R23→R67→登山口  (往復)
 コース
タイム
京田辺(6:00)−登山口(8:37/8:50)−大天井岳(11:00/11:15)−雪彦山(12:05/12:40)−鉾立山(13:00/13:05)−登山口(15:10/15:30)−京田辺(17:50)
参加者  CL 上角弘務 ・  SL 秋月康敏
男性 : 佐坂  北村  山口  西上(正)  金本  徳田(康二)  山下  守口(實)  佐々木     (康治) 後藤  三宅  石橋

女性 : 西上(素子)   吉津  徳田(幸子)

合計 : 17名
 山行報告 

岩山での雨は危険なので、天候を心配していたが、週間天気予報も、「曇り、降水確率40%」から日が近ずくにしたがって良くなり、当日は「晴れ後一時曇り、降水確率20%」となったので、安心して予定通り出発した。

バスは八幡東ICから高速道路に入り、中国道の福崎ICを出て、R23 、R67で夢前町の登山口まで順調に走り、トイレ休憩を含めて約2時30分で着いた、登山口で山友会初参加の、佐々木康治さんを紹介し、秋月さんによる準備運動をして出発した。 


登山道はすぐに急坂の連続で、高度が上がると岩場が多くなってきた、不動岩を過ぎて尾根道に出ると、展望が開け岩山群が見えた、空は青く絶好のロケーションで写真タイムとなった。

岩場の登りはまだまだ続き、大きな岩の庇の下や、岩の割れ目の間を通り、鎖場、覗き岩、馬の背など、とにかく変化のある登りで大天井岳に着いた。

展望はすばらしく、周囲の山々や瀬戸内の島まで見渡せた、この大天井岳の標識には、雪彦山とも書いてある、この雪彦山と言う山名は、洞ヶ岳、三辻山、鉾立山を総称して言うらしい。 そして洞ヶ岳と言うのは、大天井岳、不行岳、三峰岳、地蔵岳の4つをまとめたものを言い、ここが岩峰群の中心のようで近くには、ロッククライミングの練習場所があると聞いている。 遠望を楽しんだ後は、右手に鉾立山を見ながら稜線を、アップダウンを繰り返し三辻山(915.2)に着く、ここが地図上の雪彦山ですが、頂上の展望はダメだった、ここで昼食とした。

縦走路は北東の鞍部へ降り、鉾立山を登る、山道は植林が多く見るものは無かったが、頂上に着くと展望があった。 それもそのはずで鉾立山がこのコースで一番高く、標高は950mであった。

尾根道を行くと右に方向が変わり、急な降りになる、どんどん植林の中を行くと、水の流れる谷道になり、倒木が多い、滝もあるが水量はすくなかった、急な岩場を下りると川も道も広くなり、登山口に着いた。
 
今回の雪彦山は、私もSLの秋月さんも初めての山ですが、下見はしていません、よく知っておられる方々に、ガイドをお願いしました、ご協力ありがとうございました。

 感想文
三宅武
 この山の所在地は兵庫県飾磨郡夢前町にあります。  中国自動車道の福崎インターの北西にあり、手前に七種山を介して直線で16キロメートル程の地点にある。  この山はとても峻険な岸壁を有する自然の作り物で東方は直立の岩峰で近寄り難く聳えています。  なのでクライマーのみ許される。  一方西方もそこそ険しいが一般登山可能であります。 日本では他に新潟の弥彦山、福岡の英彦山があり、この三山を日本三彦山と称されています。  更にこの雪彦山は関西百名山にも含まれています。

さて、登山は平成22年12月8日の例会です。 私は以前この山に登った経験もあるので、リーダーから申された愚者でございますが、トップをさせて頂きました。 参加者の中には経験豊富な御人も居られるので恐れ多い気持ちで行き先案内をさせて頂きました。 従って、より安全な経路を選定して進みました。 しかし、登山道は初めから厳しい急途で皆さんの体力減衰を考慮して出来るだけゆっくり進みました。 途中鎖やロープに助けられ岩峰をよじ登り出雲岩に到着。 見上げると、この岸壁は覆いかぶさるように立ち上がっています。 


更に進むと体いっぱいの幅しかない隙間を全員楽しそうに通過、しかし行く手の右側は近寄り難い岩峰であります。 


十分足元に注意して三点確保などで進みヤット標高884メートルの大天井岳に着きました。 今日はとても良い日和で遠くの山々がコンニチワしています。 これより北北西に急下降してコルを通過して登り返して行くと左手に黒い岩体の天狗岩を見てアップダウンを繰り返し、右手の新下山道をやり過ごしドンドン進むと標高838メートルピークに着く。 少し広くなったところで休憩。 ここからは平坦な道となり、左に鹿ヶ壷分岐を直に行き標高915メートルの雪彦山に到着。 ここで約30分の時間をとり、昼食、コーヒータイム。 登山再開。 ここからは緩やかなアップダウンで標高950mの鉾立山に着く。  山頂の案内板を見ながら遠くの山々を眺望。 ここで記念撮影をした後、942m峰の急登を頑張り案内板に従って七南西に下る。 下山道はザレ場や倒木の多い間を縫って進む。 更に下山道は険しくなり、鎖や岩を掴み落ち葉の絨毯を踏み締め、長い階段を降り鉄パイプ製の砂防ダムを左にして、行く手の白い柵横を進み、前方に登山口が見えてきた。 予定通り15時に到着。

皆さん元気で、まだ引き続き山に登れそうな顔、顔だ。 バス内では何の疲れもなく、又次の登山の話で賑やかだ。

有難うございました。